「考えすぎて行動できない」人への処方箋シリーズの第4弾でーす。
- マインド編
- 商品設計編
- 集客編
とやってきましたが、教育編まできました。
ちなみに過去記事はこちら↓
今回もいつもの通り、
記事作成前にマインドマップを広げて、
何を書こうか思案してわけですが教育はかなりのボリュームになりました。
知ってくれて、興味持ってくれた人と『信頼関係』を築くフェーズですから、これがまぁ大変なわけです笑
信頼を築くためにできることはたくさんありまして、ざっと思いつきを並べると
- 価値提供
- 権威性
- 敵味方
- 好意
- 認知不協和
- 一貫性
- 返報性
- 新規性
- 単純接触
- 数字
- 社会的証明
- 理由
- イメージ
- 共感
- ストーリー
- ベネフィット
- 意外性
- 類似性
etc.
ひとつずつ挙げて説明してたら果てしないわけです笑
「それでこれらの手法の共通点ってなんだろう?」」
とうんうん唸りながら考えたところ、ひとつのでっかい共通点が見えてきたのでそれだけ説明します。
このひとつだけこの記事では覚えてください。
それだけ意識すれば、遠かったお客さんの存在がいつの間にか近づいてくることを約束します。
やることは人間の根源にある、すごいすごい果てしなく当たり前の欲求を満たすだけ。
「うーん。なんでお客さんと信頼関係が築けないんだろう。」
「リストに来たお客さんに何していいかまるでわからん。」
「発信が伸びないんだよね。ぴえん。」
って方はまずはこの欲求を満たせてあげられていません。
(私もマインドマップでまとめながら反省しました泣)
さまざまな教育の方法はあるものの、今日はこの根幹を理解していってください。
では早速はじめていきましょう。
そもそも教育ってなんですか?
まずは「教育って何なのよ!?」っていうところから説明していきましょう。
すごく簡単にまとめるとこう言うことです↓
教育とは、商品の価値をお客さんに理解してもらうプロセス。
SNSマーケティングでは、自分のアカウントの価値を理解してもらうことも「教育」に含まれるでしょう。
もっとざっくりいえば、お客さんに自分の価値を知ってもらうってことですね。
(お客さんは価値を知ってもらわなければ買いませんので)
そのためのやり方として
- ツイッター
- メルマガ
- ブログ
- note
- Youtube
- 公式LINE
- フロントの商品(バックエンドを売るための教育)
- 試食・試飲
- CM(集客も兼ねて)
- LP(販売も兼ねて)
などなどあるわけです。
SNSでいえばお客さん視点で考えると
「ふーん。こんな人いるんだー。」
↓
「へぇ、結構おもしろいこと言うじゃん。」
↓
「なんかこの人の発信好き!見ちゃう!」
↓
「今度、新しいサービス出るのか買っちゃおうかな?」
って段階まで持っていくのが教育の役割です。
Amazonとかで商品を選ぶときに、いろいろ調べて信頼できた段階で買うじゃないですか。
同じようにお客さんも、情報をとにかく集めて信頼に足る人物かを確認するわけです。
まとめると
企業は、自社商品を信じてほしいから情報を与える
お客さんは、信頼できる商品がほしいから情報を集める
ということですね!
教育の段階としてはこうなっていきます。
- 企業が教育するための情報を与えて、お客さんが受け取る
- お客さんが満たされる
- お客さんから企業の商品などの情報を探して、信頼を高めていく
最後は、お客さんが「この人の情報をほしい」って勝手に集めてくれた方が売れちゃいます。
Twitterでいえば
- たまたまアカウントが目に止まって面白そうだからフォローしてくれた
- それから度々みるツイートが面白くて満たされる
- お客さんからnoteとかメルマガとか登録してくれる
っていう流れが理想系なやつです。
ここまで抑えて上で、教育の方法論について移っていきましょ〜。
最初はここだけ押さえなさい!教育フェーズで注意しておきたいワンポイント
最初に書いた通り、教育の細かい心理的なテクニックは腐るほどあります。
その上にひとつひとつの説明に1記事まるまる必要なレベルなので、今回は心理テクニックではなく「欲求」に注目しました。
でも、欲求もそれなりにあるんですよ笑
- 異性を惹きつけたい性的な欲求
- 他の人より優れていたい優越性の欲求
- 身の危険を守りたい安心の欲求
- 自己成長や物事を促進させたい前進の欲求
- コミュニティに入りたい所属の欲求
etc.
これも全て答えると、かなりの長尺になるので知りたい人はTwitterから個別にDMください。
で、今回皆さんに押さえてもらいたい欲求はすぐに使えて、誰もが満たされたい基本的な欲求です。
この欲求を押さえて、コンテンツ作成や普段の発信などの教育に是非ともお役立てください。
信頼関係を築くのに、爆発的な効果を発揮する欲求。
それは「承認の欲求」です。
少し噛み砕いて説明すると
- お客さんに「YES」と言う。
- お客さんに「YES」と頷かせる。
この2つを考えながら、教育していってください。
ひとつずつ説明していきましょう。
教育1|お客さんに「YES」と伝えて、全肯定する
これは、心理的な話ではなく脳科学的に言われていることです。
fMRIを使って他人に肯定されたときの脳の状態を調べると、脳の報酬系が活性化。
これはお金などの物質的な報酬がもらえたときと同じ反応なんです。
肯定されるのは、お金をもらうくらい脳にとっては快感。
何か失敗して落ち込んでいるときに
「誰でも失敗はつきものだよ。落ち込むのは当然さ。」
と言ってもらえたら、とろけちゃうほど安らぐじゃないですか。
頑張っているのに成果が出ていないときに
「結果を出せてないときに頑張ってるのすごいと思うよ。きっとこれから成果が出るよ」
って言ってくもらえたら、また頑張れそうじゃないですか。
夫婦喧嘩でも「ごめんね、僕が悪かったよ。怒るのも当然だよね」って言われたら惚れなおしちゃう。
人は肯定されたい生き物なんです。
自分の全てに「YES」と言ってほしい。
「頑張ってるね」って言ってほしい。
「すごいね」って言ってほしい。
「大変だったね」って言ってほしい。
自分を肯定してほしい。
まずはここを満たしてください。
ペルソナを思い描きながら、とにかく相手を「YES」と言いまくる。
お客さんが抱えている不安に「YES」
お客さんがなりたい未来に「YES」
お客さんの欲望に「YES」
その上で、あなたの価値を刷り込んでいってください。
単なるYESマンになるのではなく、YESで心を満たしてから教育をするんです。
- なぜあなたの商品が必要なのか。
- なぜあなたのメルマガに登録すべきなのか。
販売に直接的に繋がるもの。
- 今あなたに必要な知識
- 今あなたに必要な行動
信頼を高めるための機能的な価値提供。
肯定して、刷り込む。
そもそも人は好意と信頼を区別しにくい生き物です。
よく、顔を見るだけで好意を寄せてしまうし。
好意のある人をなんとなく信頼できる人と考えてしまう。
信頼するための材料として好意はかなり重要な役割を担っているわけです。
(脳ってほんといい加減ですよね)
仕組みとしては、信頼に足るかを判断するために、
すべての情報をひとつひとつ調べていたら生活を送る上で脳がパンクしてしまいます。
そのため、好意などを頼りになんとなくの印象で「信頼できる」と判断できるように脳は進化してきたということです。
親しみやすいってだけで、買われるなんてことはよくあります。
肯定しながら、信頼獲得をぜひ目指していってください。
教育2|お客さんに「YES」と頷かせる。
これはライティングなどで頻繁に使うやり方になります。
例えば、ストーリーライティング。
お客さんと似た境遇の人が、あるきっかけを掴んで、どんどん成功していく。
このストーリーを構成で分けると
- お客さんと似た境遇(同じ悩み、苦しみ)
- きっかけを掴む
- 成功する(悩みから解放、ハッピー)
この3つで1がポイントです。
お客さんが今抱えている悩みや苦しみをきめ細やかに書くと「わかるわぁ。辛いよね。」と頷いてくれます。
「YES」と頷かせるわけです。
その勢いで、成功したストーリーを読むと「私もそうなりたい」と2回目の「YES」が取れます。
それはあなたのストーリーで教育されているということです。
最初のやり方では、今のお客さんをこちらが「YES」と言って肯定するやり方。
このやり方は、お客さんがこちらの提案に「YES」と頷かせるやり方です。
「こうなりたくないですよね」でYESと頷かせる。
「こうなったら最高ですよね」でYESと頷かせる。
根拠や権威を出してYESと頷かせる。
とにかく首を縦に振ってもらうことを意識しながら、教育をかけてみてください。
口からの肯定をやめて、心から伝えよう。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
教育について、つらつら書いていきましたが、私自身「うわー全然できてないからちゃんとやろ」って気が引き締まりました笑
細かいテクニックはあれど、この「承認の欲求」さえ抑えておけばかなり違うはずです。
お客さんに「YES」という、「YES」と頷かせる。
まずはこれだけを意識してやってみてください。
ただ、単なるテクニックだと思って口から出た言葉は呑みこんでください。
必ず肯定する言葉は心からのものにしてください。
正直、お客さんには分からないかもしれません。
でも、私がイヤなんです。
嘘、お世辞、ごまかし、その場しのぎ。大嫌いです。
誠実さのない人が売れるようになるよりも、
嘘がつけないような優しい人が売れたほうがきっとお客さんも幸せです。
騙すことのないあたたかな経済を作っていきたい。
それが本来あるべき姿だと信じています。
だからどうかこれを読んだ方は、心からの肯定をする癖を身につけてください。
パソコンの中だけじゃなくて、仕事で会う人だったり、家族だったり。
レジで「ありがとう」って言ってみたり。
そうやって心を育てていって、
嘘のない商売ができる人が増えてほしいなといつも思ってます。
最後の話は余談だったかもしれませんが、
ぜひ、今日から相手を肯定するイメージで教育を心かけてください。
皆さんの成功を祈ってます。