漁師は、お魚の習性を利用してお魚を捕まえますが
マーケターは、人間の習性を利用して商品を買ってもらいます。
実は私たちの知らないところで
企業は、人間の習性を利用して商品を買わせていて
知らず知らずに、私たちは誘導された買い物をさせられています。
ちょっと怖い話をしましょう。
人間は快楽物質で
ものすごい依存性があるドーパミンというホルモンが大好きで
ドーパミンを得るために生きてる、といっても大袈裟じゃありません。
いわゆる「脳汁」ってやつです。
じゃあ、企業は考えることってすごいシンプルで
「お客さんにドーパミン出させて、
中毒にさせるにはどうしたらいいんだろう?」
これを考えてればいいんです。
パチンコ、各種ゲーム、SNS etc.
これらは巧みにドーパミンが促されるように設計されていて
依存度を高めるための演出をしています。
で、食べ物の話をすると
人間は「砂糖」と「油」を摂取すると
どばどばドーパミンが出るってもうあらゆる研究で分かっています。
ドーナツ食べる時の幸福感ったらないですよね笑
企業は「砂糖」と「油」をとにかく混ぜれば、ドーパミンがたくさん出て
お客さんが中毒になってくれるって発想なんですよ。
たとえば
ポテトチップスって、実はめっちゃ砂糖入ってます。
「え?しょっぱいのに?」って思うんですけど
砂糖たくさんかけて、塩めっちゃ振りかけると甘さが塩味に負けて消えるんですよ。
つまり
依存度を高めるために砂糖とドバーッと入れて
甘さを中和させるために塩をめちゃくちゃ意味分かんない量入ってます。
舌で感じている塩以上の塩が入っていると考えると怖くないですか?
そんで油まみれ。
砂糖と油のドーパミンダブルパンチ。
「やめられない、止まらない」とはいいキャッチコピーですね笑
そして健康被害は計り知れない。
使われている油も砂糖も、
脳の働きを阻害し、幸福感を遠ざけ、集中力を削るような食品です。
そんな健康を阻害する食品は嘘みたいに世の中に溢れかえっています。
こうして私たちは
いいか悪いかは別にして、知らない間に
人間の習性を利用されて、企業にお金を払わされているわけです。
ここで、広告の父とも言われている
デイヴィッド・オグルヴィの言葉を引用します。
広告が邪悪になるのは、邪悪なものを広告しているときだけだ。
ポテトチップスは有害ですが、
もし、あなたが持っているサービスが本当の意味で人を幸せにできるのであれば
遠慮なく、人間の習性を利用してください。
世の中には、
中身のないスッカスカの詐欺商品を
人間心理をうまく利用して、詐欺のような販売をしている
腐ったような人が腐るほどいます。
マーケティング合宿と称して
寝ないでリプをし続ける、1ミリもマーケティングと関係ないコンサル。
質問を全てあいまいに返事して
コンサル期間が終了した途端に即LINEブロックするような
盗賊みたいな売り方をする人もいます。
自分のスクール販売を
マーケティングの練習と称して売らせているネズミ講みたいなやり方の人もいます。
他人のコンテンツをそのまんまコンサルに使う人もいます。
ビジネスを教えられないなら、引っ込んでてください。
稼ぎたいのは勝手ですが、被害に遭う人が可哀想じゃないですか。
最近も大規模の情弱狩りを見て、非常に切なくなりました。
見る人が見れば分かるんですけど、ビジネス初心者の人は分からないですよね。。。
私は、ビジネスを教えるというのは
「商品設計〜販売までの一連の流れを体験させること」だと考えています。
「自分ができることを、適正価格で売れる。」
ビジネスはその繰り返しです。
慣れてきて、ちょっとずつ単価を上げていく。
売れる個数が増えていく。
そうやってビジネスは積み上がっていくものなんです。
間違ってもただリプさせるとか、
出来もしない商品を嘘でカモフラージュして
人の信頼を裏切るようなライティングで販売させるのが、ビジネスではありません。
この業界で働いていると
SNSコンサルで被害に遭った人の話も少なからず耳にします。
覚悟の100万円が溶けた、悲しい悲しい話です。
これを見ているあなたの商品が詐欺っぽいのであれば
すぐに商品設計から見直してください。
また、メンターに曖昧なコンサルをされているのであれば
返金対応が可能かどうか確認して、辞退しましょう。
ここからは詐欺師にカモられないためのポイントを4つ紹介します。
これ以上悲しい人を増やしたくありません。
もしメンター探しをしている方、
「ん?私のメンター怪しいぞ?」って思っている方がいれば参考にしてください。
稼げる詐欺に騙されない3つのポイント
まず大前提として
必ず無料コンサルで実力を試してください。
実力がなくてもSNSではコンサルタントを名乗れるし
メッセージだとうまく曖昧にできるので。
即答するしかない通話での無料コンサルを必ず受けてください。
その上で以下の4つに気をつけてください。
①力技を教えてたら、逃げよう
特にもTwitterで勘違いされていますが、
リプ、RTは意図目的がある時だけやっていれば、あとは必要ありません。
っていうか、普通に
ビジネス目的で絡むのも絡まれるのも鬱陶しくないですか?
自分が「価値あるなぁ」と思ったものに対してリアクションしていくだけで良いんです。
無理に絡む必要ありません。
そもそも、絡む人が増えたところで売れません。
フォロワーに意味の分からないRTや
「参考になりました!」みたいな無益な情報がタイムラインに並ぶだけ。
フォロワーも気づけば業者が群がるようなアカウントになってます。
見込み客をフォロワーにして、有益な情報を与えるのが原理原則。
それができていれば200人未満のフォロワーで全然売れます。
このように戦略ではなく「作業量」でゴリゴリにアドバイスしてくる人は要注意です。
す〜っと離れていきましょう。
②アドバイスが曖昧で、理由づけができない
あるあるですけど、
相談したときにアドバイスが曖昧な人は要注意です。
本当にビジネスを分かっている人なら
あなたの状況を相談したときに、
「どこに問題点があって今なにをすべきか」を理由付きで説明できます。
フォロワーが増えないなら、
プロフィール文だけでなく、その背景にあるコンセプトの部分にある問題点を指摘して
そのコンセプトがなぜ大事で、どのように組み立てていくのか
事細かに説明できます。
ビジネスを教える以上、当たり前の話ですが、
この当たり前ができない人が山ほどいます。
コンサル生と一緒にうんうん悩むのはコンサルではないですからね。
③コンサル生が多種多様な業界にいて、実績を出してる。
これが一番大事ですね。
コンサル生が実績を出していること。
個人ビジネスのコンサルしてたら、めちゃくちゃ色んな業界がいると思います。
美容
ダイエット
カメラ
仕事の効率化
お菓子作り
デザイン関係
など色々
ほんとにやると分かるんですけど、多種多様です。
その多種多様な業界に対して、
ちゃんと成果を出せているかを可能な限りチェックしてください。
その実績が見えないようであれば、
どんなにいい人優しい人でも危険信号です。
優しい人と、教えられる人は別で考えてください。
ここはすごい大切なところです。
雰囲気が良いことと、コンサルができることは別です。
なるべく実務経験豊富な人をメンターに選んでください。
④「稼げる」「ラク」「カンタン」推し
んな訳あるか!
もうほんと常套句だから、これ気をつけてくださいね。
「ラクにカンタンに稼げますよ。」
これは嘘の言葉です。
こんな無責任な言葉、プロは絶対言いませんからね。
ビジネス初心者なら逆に覚悟させます。
商品設計に1ヶ月以上かけて
売れる市場をちゃんと確立させて
お客さんからどう見られたいか
お客さんにどうなって欲しいか
色んな背景を設計するのに、それなりに苦労します。
慣れない人がやるんだから苦労するに決まってます。
ラクでもカンタンでもありません。
稼げるのも、キホンを掴んで発展させた後の話です。
詐欺師の常套句に引っかからないでください。
ちょっと話を戻しまして
ここまで残念なメンターの話をしてきましたが
ちょっと話を戻しまして、商品設計の話をしたいなぁと思います。
「商品力に自信があるんだけど
なんか魅せ方とか売り方とかそっちの方が自信がないんだよねぇ」
「嘘なしで売れる気が全くしない…」
って人いると思います。
私はいつも戦略立てから学ぶのをオススメしています。
ビジネス初心者が取り組むべき順番は
- 自分リサーチ
- 市場リサーチ
- 競合リサーチ
- コンセプト設計
- ペルソナ設計
- 集客
- 教育
- 販売
この流れです。
この流れの中で、ブランディングや差別化など必要な要素を詰め込んでいきます。
私自身、この流れを利用して企業相手に商売してますし、
企業のマーケター研修でもこの順番で教えています。
正直、マーケティングは魅せ方ではなく
魅せる前の戦略のところがキモ。
戦略ができちゃえば、魅せ方を学ばなくても
見てくれる人は必然と増えますし、変な努力も必要なくなります。
善人だろうが、悪人だろうが
売れる人ってすんなり売れるし
売れない人ってがんばってもがんばっても売れないんです。
その辺の戦略の話は、
この下の記事で伝えているので
時間がある人、気になる人は読んでください。
私が実際に企業のマーケターたちに伝えている「売れるキホンの戦略」です。
読むも読まないもあなたの自由。
優しいあなたが成功することを心から祈っています。