「考えすぎて行動できない」人への処方箋(マインド編)

以前書いた、集中力についてまとめた記事がめちゃんこ好評でした。

ありがとうございます。

「意外とマーケティング以外のことも需要あんのかな?」と思い

調子に乗ってこんなアンケートを取りました。

アンケート結果

ご協力くださった方ありがとうございます。

「考えすぎて行動ができないよー。」って声が多かったので

今日はそれについて記事を書いていこうかと思います。

どの段階で行動できてないのかが

ちょっと分からなかったので、今日はマインド編をやろうかなと。

他にも「商品設計編」「集客編」「教育編」「販売編」と豪華5本立てでゆるりと書いていきますので

楽しみにしててください。

多分、考えすぎて行動できないってこれをループしてますよね↓

これやったら変わりそう!よしやろう!

どうやったらできるんだろう

調べよう!

色々やり方あるなぁ

どれが正しいんだろう

なんかめんどくさくなってきた

これやらなくていいかも

まいっか

おっこれやったら変わりそう!これやってみよう!

以下略

結果、行動せずの繰り返し。

1ヶ月かけて、やったことは情報集めのみ。

先月の延長線。

マイナーチェンジはするものの、昨年と何も変わってない。

変わっていないことへの強い焦燥感や

苛立ちと無力感に苦しめられてるのではないでしょうか…。

「本当はどんどん行動したほうが成果も出るし、成長できるって分かってるのに…。」

行動できない自分はダメなんじゃないか。

ビジネスに向いてないんじゃないか。

そうやって、本当は自信なんて1ミリもないのに

SNSの世界では自信満々に振る舞ってる自分。

辛いですよね。

今回の記事で、マインド面から変わっていきましょう。

聞き飽きたと思いますが、ビジネスは価値提供です。

お客さんに尽くしてお客さんが価値を感じてくれて、信じてくれて

それでやっと買ってくれます。

より優れた価値提供をするためには、どうしても行動が必要。

行動できない自分とおさらばしましょう。

新しいチャレンジができる自分になる。

自分の枠を広げられる自分になる。

行動することによって、

知識はスキルになり、スキルで手段が広がり

お客さんへより良い価値提供ができるようになるんです。

この記事を使って、自己改革に取り組んでください。

目次

行動できない3つの理由と2つの心理的なメカニズム

まずは行動できない理由は2つの心理的なメカニズムから説明します。

あなたが行動できないループ状態の時、

根底にあるのはこの3つです。

  • コンテンツ提供者に「自分にとってぴったり当てはまる」と錯覚させられている
  • 商売とは「消費ではなく生産」という原則を忘れている
  • 「100点じゃないといけない」「失敗しちゃいけない」という幻想

これにドキッとしてしまってたのではないでしょうか。

私も数年前ならドキッとしてます。

次に行動できなくなる2つの心理的なメカニズムを紹介します。

  • 分析の麻痺…過剰な分析や情報収集によって行動を選択できなくなる状態
  • 決断疲れ…多くの意思決定を繰り返すことで意志力や判断力が低下し、行動が停滞する状態

考えすぎで行動できなくなってしまうのは「情報過多による弊害」とも言えるでしょう。

言い方を変えれば、

あなたが行動できないのは、世の中に情報が溢れかえっているからです。

この時代無料で価値ある情報がわんさか手に入ります。

  • YouTube
  • SNSに溢れる無料プレゼント
  • ブログ記事・note
  • 公式LINE
  • グーグル検索

で、「無料だと情報足りないし」って今度は有料で

  • Brain
  • Tips
  • インフルエンサーの有料コンテンツ
  • 一般書籍
  • サブスク

こうやって、情報を消費していくうちに行動力が疲弊していってます。

情報の洪水で脳がパンクし、行動できなくなってしまう。

何が必要か取捨選択にエネルギーを使ってしまって、行動力が残ってない。

情報が増えれば増えるほど、よく考えれば考えるほど

優れた意思決定ができる気がしますが実際は違います。

情報収集と分析が

どんどんあなたから行動する力を奪ってしまっています

有名なジャムの実験をかんたんに紹介します。

社会心理学者のシェナイダーとリーブンソンが

「選択肢の数」と「人々の行動」にどのような影響を与えるかを調べるために行われました。

A:24種類のジャムを用意した展示

B:6種類のジャムを用意した展示

どちらの方がより購入されるのかを調べました。

結果は、Bの選択肢が少ない6種類のジャムを用意した展示の圧勝。

選択肢が多い方が、購入される率が少なかったのです。

話はそれだけではありません。

のちにシュヴァルツが行った調査によれば、

選択肢が多ければ、多いほど購入後の満足率が低下することが明らかになっています。

つまり選択肢の多かったAの24種類のジャムから購入した人は、

たくさんから選んだにも関わらず、満足率が低かったんです。

選択肢が多ければ多いほど、

「あれにすればよかった」「こっちにすればよかった」

自分の選択を悔いてしまうと考察されています。

ここまでの話でわかったと思います。

あなたが情報を集めれば集めるほど、

本来やらなくてもいいような意思決定や、過剰な分析によって行動力はなくなり

例え行動したとしても、「あっちの方が良かったのでは?」と後悔してしまうんです。

行動力の低下は現代の病ともいえるでしょう。

では、ここまで心理的なメカニズムを紹介したところで

行動できないときに根底にある3つの前提を説明しましょう。

コンテンツ提供者に「自分にとってぴったり当てはまる」と錯覚させられている

我々マーケター、セールスライターは

あなたに運命を感じさせるレベルのコンテンツを作っています。

「これはまさに私のためのコンテンツだ!!!」

と思わせれば勝ち。

無料企画にせよ、書籍にせよ、コンテンツにせよ同じです。

あなたにぴったりと錯覚させられるコンテンツがあっちにもこっちにもあります笑

それで全部消費して気づくんですよね。

「私にぴったりのコンテンツなんてない。」

みんなが自分のノウハウを垂れ流しているだけ。

そりゃそうです。あなたのために書いたコンテンツはこの世に存在しません。

どのコンテンツを消費しても

自分の状況に当てはめて考え直して、応用していかなければいけない。

当たり前の話です。

当たり前なんですけど、ふと周りを見ると

「あれ?これ私のためのコンテンツなんじゃね?」と錯覚させられてしまう笑

恐ろしいですね。

ついでに言うと、あくまで私の個人的な所感ですが

質の高いコンテンツは本当に少ないです。

マーケティング会社でしっかり基礎基本を学んだ私からしたら

ビジネス初心者が商品設計、集客から販売のキホンを学べるようなコンテンツは全体の3割程度。

なかなか見極められないというのも大きな要因だと考えています。

商売とは「消費ではなく生産」という原則を忘れている

商売をするとは『消費以上に生産する』ということです。

100円で色んなところから材料を仕入れて200円で売る。

利益とは生産への対価です。

ノウハウを消費しても商売になりません。

商売とは

お客さんの悩みに尽くし、お客さんが喜んでもらえるように

商品を考え、サービスを創造して

お客さんに届けるということです。

あなたは、お客さんのために生産しなければいけない。

生産とはクリエイト、つまり創造です。

コンテンツを作るのも、ツイートするのも

記事を書くのも、ぜんぶぜんぶ「創造」なんです。

『答えを探す』『正解を探す』

という間違えないようにする学校教育の価値観では商売はできません。

生産とはクリエイト、創造です。答えも正解もありません。

市場を調査して、競合を調べて、自分なりに考えて

「あなたのこんな悩みに向けた商品作ったよ!」って市場に出してからその価値が分かるんです。

商売は、消費ではなく生産です。

あなたは生み出す側に変わったという自覚を持ってください。

「100点じゃないといけない」「失敗しちゃいけない」という幻想

この気持ちめっちゃ分かるんですよ。

余談ですが、私めっちゃできる子で小学校までは100点ばっかり。

中高生あたりも成績が良くって、「正解こそが正義!」って骨の髄まで染み渡ってるんですよね笑

もう言いたいこと分かりますよね。

失敗しながら目的地にいくのが商売ですよ。

ここで質問です。

飛行機が「予定ルート」を飛んでいる割合って何%だと思いますか?

成田から飛行機が飛んで、ニューヨークに行きます。

50%ですか?

20%ですか?

いいえ0%です!

飛行機は離陸してから常に軌道修正の繰り返しで

ジグザグに動きながら目的に進んでいるんです。

正解のど真ん中を進んでいるんじゃなくて、常に修正の繰り返しです。

商売も一緒で、失敗しながら修正していけばいいんですよね。

コンセプトや、ペルソナ像

ツイートの仕方、コンテンツ、セールスライティング

ぜんぶぜんぶ、修正しながら進んでいけばいいんです。

ジグザグに進みながら、目的に近づいていく。

これがあるべき姿です。

ただ注意してほしいのは、「中途半端な商品に欲しい金額をつけよう」ということではありません。

「今できる商品に見合った価格をつけましょう」ということです。

嘘つきは泥棒の始まりですからね。

正直、金額に合わないコンテンツも多々見てきましたし、

「半年で100万で商売を教えてもらうって話だったのに、何も教えてくれなかった」という

悲しい被害の相談もよく受けますし、仲間からも聞きます。

あくまで貢献に見合った価格設定を忘れないでください。

行動できる人になるための3つの指針

ここまで「なぜ行動できなくなってしまうのか」説明してきました。

ここからは、心機一転!

あなたが行動できるようになるための3つのステップをお伝えしていきます。

できることから始めていきましょう。

ステップ1 万能必殺奥義エクスプレッシブ・ライティング!

ハンターハンターに出てきそうなネーミングですが、

これは心理療法で使われるもので、私が困ったときに使っているものです。

元々は、認知行動療法で

ストレスの軽減を目的にしたワークだったんですけど、

これめっちゃ商売に転用できるので、ありがたく使わせてもらってます。

やり方は簡単3ステップ

  1. 20分測る
  2. 紙やパソコンに「自分の商売について」自由に書きまくる
  3. 勝手に課題が見つかる

まずは、課題を明確にすることです。

どこに集中すべきかは、やっぱりコンテンツを消費することではなくて

自分で考えないと見つからないですからね。

「何を書けばいいんだろう、正解はなんだろう」とか

そんなことは考えずにとにかく書く、書く、書く。

そしてやってみると分かります。

20分はあっという間!

しかも終わることには、

何をすべきかスッキリするので精神的負担はかなり下がります。

納得感ある課題を見つけられるのでこの手法はかなりおすすめです。

(さすが心理療法)

ステップ2 課題に取り組む

ステップ1と比べてタイトル地味で恐縮なんですけど

課題に取り組んでください。

ここで、課題に取り組めない人が出てくるんですけど

この辺りは難易度エラーを起こしている可能性が高いです。

難易度が高すぎるパターンですね。

「コンテンツ作成」が課題になったときに、誰だっていきなりコンテンツを作れないでしょう。

課題を細分化して、適切な難易度のサイズに落としてください。

  1. ペルソナの悩みを考える
  2. 悩みの答えとなるノウハウをまとめる
  3. 4つの学習タイプのなぜ型・何型・どうやって型・今すぐ型の要素を決める
  4. noteにそれぞれの要素を書いてみる
  5. 文字装飾をする

こんな感じですね。

取り組めそうな課題に分割するだけで、行動できるレベルと集中レベルが上がるので

ぜひ取り組んでみてください。

この件についてはこちらの記事でも書いたのでよければ↓

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難易度エラーについて

ステップ3 必要な情報があればここで収集する

そうは言っても、状況に応じて新しい情報が必要なこともあるでしょう。

そのときはどの情報が必要かを明確にしましょう。

さっきの例でいえば

「noteの使い方が分からない…」となったとしましょう。

その場合、

  • ログイン方法がわからないのか
  • プロフィールの修正の仕方がわからないのか
  • 文字の装飾がわからないのか

わからない内容をはっきりさせてください。

はっきりさせれば、不要な情報に心を削られる必要はありません。

文字の装飾が分からなければ、

「note 文字の装飾」で検索すれば終わりです。

この段階での情報の消費は「生産するための消費」です。

あなたはクリエイトするために消費できるようになってるんです。

これが健全な消費の形だと私は考えています。

何かを作るために必要な情報を手にいれる。

雨が降ったら傘をさす、くらいにシンプルで当たり前の話じゃないですか。

情報は最初に集めるんじゃなくて、

必要な段階で、必要なだけ集めるのがとても大切なんです。

今回のまとめ

ここまで読んでくれてありがとうございました。

かなり長くなってしまったので、簡単にまとめていきます。

ビジネスは価値提供。

価値提供するには、行動しないと話にならない。

行動できないのは

情報を浴び続けて、選択肢が多いから。

選択肢に疲れてしまって、行動できなくなっている。

あらゆるマーケターがあなたにぴったりの商品だと錯覚させるが、

あなたの状況に合わせた商品なんかないから探すだけ無駄。

商売は消費ではなく、生産すること。

生産するとは、創造すること。

創造に正解もないし、100点もない。

作って、市場に出して始めて価値がわかる。

今提供できるものを提供しながら、修正していけばOK。

今作れるものに適正価格をつければいい。

商売は進みながら軌道修正するもの。

これからやってほしいこと

1|20分自分の商売について書き続ける

2|課題に取り組む

3|必要なら情報を取り入れる

とってもシンプルになりましたね!

行動がなかなかできない人は

まずは20分書き出す時間をとってみてくださいな。

それで課題が見つからない人は、こちらの記事を読んで

自分ができていないところを確認してみてください。

この記事ではマーケティングの全体像が書いてあります。

マーケティングの全体像

必ず、できてないところが見つかるはずです。

最後まで読んでくれてありがとうございました!

他にも「商品設計編」「集客・教育編」「販売編」も作るので、楽しみにしててください!

皆さんの成功を祈っております!

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