「ペルソナの設定が大事とか聞き飽きたんだよね。」
「みんな大事だっていうからやったけどさ、別に何も変わらんかったよ。」
「ぶっちゃけ、何がそんな大事か分からなかったんだけど」
「ペルソナの設定大事とかいう奴マジで信用ならん」
なんてややキレ気味になっちゃうのも分かります。
ペルソナの設定をやって、いざ運用しても
存在を忘れちゃったり、
意識しても別にうまくいかなかったり。
ふと思うんですよね。
「ペルソナ、別にいらなくね?」
今回は、
そんなあなたが「やっぱペルソナの設定必要じゃん!なんか疑ってすいませんでした!」と
もう一度ペルソナを大事にしていたあの頃に戻れるような記事を書きました。
ペルソナなんていらない派の皆様、
最後まで、どうぞ楽しんでご覧くださいませm(_ _)m
ターゲットが明確ならそれでいいんじゃないの?
「いやいや、ターゲットが明確なんだからそれでいーじゃん」
そう思っているかもしれませんが
ターゲティングだけでは、顧客理解まで辿り着けないという問題があります。
あくまでターゲティングは
市場にあるニーズや、性別・年齢などの属性の要素をひとまとめにしているだけです。
そのニーズや属性のひとまとめに対して、顧客理解することは不可能です。
ターゲットによって
- ネットの利用頻度
- 日々の行動
- 思考の仕方
- 何に傷つくのか
- 何に喜ぶのか
- どんな感情から逃げたいのか
- 恐れている未来は何なのか
全く違いますよね。
高校のクラスメイトが全く違う性格だったように
ターゲットの中でもぜんぜん違います。
3年B組の男子だったら、チョコあげると喜ぶよ!
みたいなことはありえないわけです笑
では話を戻しまして、
なぜ顧客理解が必要なんでしょうか。
これはぜひ遺伝子に刻むレベルで覚えてほしいところです。
いいですか?
マーケティングでは、
お客さんが動いてくれないと買ってもらえないからです。
- お客さんがあなたを知って
- 興味を持ってくれて
- 徐々に信頼してくれて
- 発信を毎回見てくれるようになって
- 企画に参加してくれて
- 公式LINEに登録してくれて
- 商品の告知をしたときに楽しみにしてくれて
- 販売したときに買ってくれる
こういう細かい購入までの心理的なステップをお客さんは踏んで
「お?面白そうなアカウントがあるぞ?」から「買っちゃえ!」まで
お客さんの方から近づいてもらう必要があります。
私たちがいくら発信しても、企画をやっても、コンテンツを売っても
お客さんから近づいて来なければ、何にもなりません。
だから「お客さんはどんな性格かな?」と仮説を立てることが、
実際にターゲットを動かす上で非常に役に立つんです
「20代後半女性に美容サプリを売ってください」とざっくり言われるより
「クレヨンしんちゃんの野原みさえに美容サプリを売ってください」と言われた方が
なんとなく作戦が思い浮かびませんか笑
人物像がリアルであればあるほど、
どの媒体を使って、どんな訴求をすれば、ターゲットが動いてくれるかが明確になります。
そのためにペルソナの設定を行います。
「まさにこんな人に自社の商品を受け取ってほしい」という理想の顧客像(ペルソナ)を設定して、
そこに向かって統一した運用をすれば、
集客から販売まで導線に向かってペルソナの方から歩いてくれるわけです。
ペルソナに向かって考える項目一覧↓
- 発信媒体(どのSNS、広告を利用するか)
- アイコン・ヘッダー
- コンテンツ作成
- プロフィール作成
- 固定ツイート作成
- 日々の発信(SNS・ブログ・ノートetc.)
- 企画作成
- 導線
- 販売ページ
ここまで説明しても
「いやいや、それでもお客さん来なかったし」という方は一定数いると思います。
原因はいくつか考えられます↓
- ペルソナ像の作り込みが浅かった
- ペルソナ像を修正してこなかった
- ペルソナ像を作っても忘れて運用していた
ひとつずつチェックしていきましょう。
ペルソナ像の作り込みが浅かった
「ペルソナの設定って結局、どんな項目考えればいいわけ?」
「人によって言うことも全然違うし、どうしていいかわかんないよぉ」
って方もいるかと思いますが、
正直ポイントさえ押さえていれば項目なんてなんでもいいです笑
大前提として「まさにこんな人に自社のサービスを受け取ってほしい」という人物像を立ててください。
これは、指導しててかなり間違えるところなんですけど
ビジネス初心者ほど、想像しやすい人をペルソナ像に設定しちゃっています。
自分に似たような人、友達に似たような人、家族っぽい人…
いや、それ理想の顧客像じゃないですよね笑
「理想の顧客像」を設定することをまずは心がけてください。
その上で
ペルソナを動かせるレベルの解像度の高い人物像が分かればいいんです。
ペルソナをイメージしやすくするための基本情報↓
- 名前
- 年齢
- 性別
- 住んでいるところ
- 家族構成
- etc.
ペルソナの金銭感覚が分かる情報↓
- 年収
- 雇用形態
- 貯金(資産)
- 月々の収支
- どんなことにお金を使うのが楽しいか
- どんなことにお金を使ってしまうのか
- etc.
ペルソナの内面の部分↓
- 日々のストレス
- 趣味
- 悩み
- どんな未来に憧れているか
- どんな未来が怖いのか
- etc.
現場のマーケターでも何を設定すべきかは意見が分かれるところですし
業界によってもある程度変わります。
ダイエットトレーナーとイラストレーターでは、必要な項目は変わります。
いずれにせよ、ポイントとして抑える点は
そのペルソナ像がリアルに感じられて、
その人が行動するための刺激を仮説立てすることです。
ペルソナ像を修正してこなかった
私には分かってます。
さっきのペルソナの項目を見たときの「めんどくさ」って心の中で呟いてたことを…笑
そうなんです。ペルソナの設定は結構めんどうです。
私でも正直2〜3日、うんうん唸りながら各項目を作成していきます笑
そんなにうんうん唸りながら考えたペルソナですが、あくまで仮説に過ぎません。
繰り返します。これは仮説です。実際の人物ではありません。
こちらが都合よく作ったただの仮説です。
そのためペルソナ像は市場の反応を見ながら徐々に修正を加えていく必要があります。
最初はちょっと不安症気味のペルソナ像を設定したとして、
そこに寄り添うように運用していても反応が悪い…
そんな時は性格をやや変えて、せっかちな人にしてみて、
結論と何をすべきかを淡々と説明してまた様子を見てみる。
そうやって数字を見つつ、
最も市場で反応が取れるペルソナ像を作り上げていくことに意味があるんです。
繰り返しになりますが、
ペルソナに向かって考える項目一覧を改めて見てみましょう↓
- 発信媒体(どのSNS、広告を利用するか)
- アイコン・ヘッダー
- コンテンツ作成
- プロフィール作成
- 固定ツイート作成
- 日々の発信(SNS・ブログ・ノートetc.)
- 企画作成
- 導線
- 販売ページ
これだけの項目を一貫して
最も反応値の高いペルソナ像に合わせられたら
集客も教育も販売もなんだか今までと変わってきそうな気はしませんか?
市場で最も反応が取れる人物像に向かって運用する。
ここでよくある反論を潰しておきましょう。
「たった一人に向かって運用してたら、たくさんのターゲットを逃してしまうんじゃないか?」
気持ちはわかります。めっちゃ怖いですよね。
市場にはたくさんの人がいるのに、たった一人に絞るなんてもったいない…。
逆です。逆。
たった一人に絞り込むことは
一つの欲求に対して、どこよりも深く訴求しているということです。
つまり、市場にいるお客さんが他では満たされなかった欲求を
あなたが埋められる可能性が高まるということです。
静かに勉強したいなぁと思って、スタバに入ったのに中はガヤガヤ。ごちゃごちゃ。
そんな時、ちょっと歩いた先に静かで穏やかなカフェがあったら、
ちょっとお値段が高くても、そっちに行っちゃいますよね。
そんな風に、ペルソナの欲求をしっかり満たしていくことで
細やかな訴求ができて、特定の欲求を埋めてあげることができるんです。
その状態を作り込むためにも
ペルソナ像を作ったら市場の数字を見て修正。
また反応をみて修正、という地味〜な作業を繰り返していく必要があります。
ペルソナ像を作っても忘れて運用していた
こ〜らっ!って軽く小突いてやりたい笑
ペルソナは作ったら終わりじゃないぞぉ( *`ω´)
せっかくあんな面倒な工程を経て悶々を作ったペルソナ像です。
それを頼りにして各工程を決めていってください。
ここまで読んでればその重要性は理解できているはず。
長くなったので、ちょっとまとめましょ
ペルソナが重要な理由をまとめてみます。
ターゲティングだけでは、顧客理解ができない。
顧客理解ができないと、お客さんが動かせない。
マーケティングでは、お客さんの方から動いてもらわないといけない。
- お客さんがあなたを知って
- 興味を持ってくれて
- 徐々に信頼してくれて
- 発信を毎回見てくれるようになって
- 企画に参加してくれて
- 公式LINEに登録してくれて
- 商品の告知をしたときに楽しみにしてくれて
- 販売したときに買ってくれる
ターゲットを動かすためには、人物像(ペルソナ)が必要。
そのペルソナが動いてくれるように運用すれば、ターゲットは動いてくれる。
運用で考える項目↓
- 発信媒体(どのSNS、広告を利用するか)
- アイコン・ヘッダー
- コンテンツ作成
- プロフィール作成
- 固定ツイート作成
- 日々の発信(SNS・ブログ・ノートetc.)
- 企画作成
- 導線
- 販売ページ
ペルソナは、あくまで仮説。
仮説のため、市場の反応(数字)を見ながら修正して
多くのターゲットが動くペルソナ像を作り出す。
そうすれば売上げは最大化される。
以上が、ペルソナに関しての記事でしたー!
もしこれを機会に「ペルソナの設定、いっちょやってやろうじゃねぇか!」
ってテンションになってくれたら嬉しいです。
もしペルソナの設定をやろう!ってなってるのであれば、
市場リサーチから始めることをお勧めします。
全くヒントゼロの状態で考えるんじゃなくて
市場にあるニーズやベネフィットを拾った後で、ペルソナ像を作った方が
圧倒的にクオリティが高いに決まってます。
最初のクオリティが高ければ修正する回数も大幅に減るので
ぜひリサーチしてこなかった人はリサーチからやっていきましょう!
最後まで読んでくれてありがとうございました。
皆さんの成功を心より祈ってます。