商品設計のことで相談に乗ると、だいたいこんなお声を頂きます。
- 商品設計って何をすればいいか分からない
- 色々コンテンツ買ったけど、結局どの順番で何をすればいいか分からない。
- なんか自分の運用がしっくりこないし、競合に負けてしまっている。
- 自分の商品に自信がない
- フォロワー増えない
- エンゲージメント増えない
- 販売ページに来ないし、来ても買ってもらえない。
- 競合に負けてしまって、全然売れない。
- なんか埋もれちまうんだよね……
- どうやって商品を設計すればいいんだろう……
- 競合に勝ちたい。
ひとことで言えば、
商品に自信がない
このタイプの相談は意外と多くて、SNS運用をやっているんだけど
そもそも商品に自信がなくて変に罪悪感がある…
競合に埋もれてしまう…
今回は、そんな人のために記事を書きました。
そもそもSNSの運用は、商品設計ありきです。
このツイートの通りで
商品があるから、「誰に向かって」「何を訴求すればいいのか」が一貫します。
商品もないのに、広告ってかけられませんからね笑
SNS運用を始めてから、
なんとなく商品を作る人が多いですが、実際は逆です。
商品を作ってから、商品に合わせてSNS運用を始めるのが正しい順番になります。
「売れないんですけど、どこからやればいいですか?」
SNSの運用について相談に乗ることが多いのですが、
9割以上が商品の軸が定まっていないのに、
SNS運用を始めてしまっていることに原因があります。
商品があるから、どの方向で運用すればいいか明確になるんです。
この記事を読んで頂くと
- 商品設計の正しい順番
- SNS運用の軸の作り方
- 今自分は何を取り組むべきなのか
この3つが明確になります。
この内容は、企業のマーケターに教えている内容をそのまんま伝えます。
企業だろうと個人だろうと商品を作るキホンの流れは一緒。
逆にいうと、私はこれしか言いません。
このキホンができないうちに、あちこち手を出しても商品はいつまで経ってもできません。
みんな何をすべきか分からなくなってしまうのは、商品設計の流れがわからないからです。
流れがわかれば、流れにそってやるだけ。
実にシンプルです。
でも流れから外れちゃう人が多いんですよね。
いろんな情報が目に入って、「こっちの方がいいかも!」って流れからピョンテ飛び出しちゃう。
ぴょんしないでください笑
まずはこの商品設計の流れに乗ってください。
キホンを身につけないと売れるものも売れなくなってしまいます。
では、実際の商品設計の内容を説明していきましょう。
商品設計に必要な5つの要素
商品設計ではこの5つの要素が必ず必要になります。
- ターゲット:誰のためのものか
- メソッド:どんな方法なのか
- ベネフィット:どんな結果が得られるのか
- New:どう新しいのか
- Why:なぜあなたが行うのか
これをまとめたものが商品となります。
実際はもう少し考えてもらいますが、話を分かりやすくするためにこの要素に絞りました。
みなさん、この5つの要素に対して
- 自信がない
- 競合に負けている
- なんかしっくりこない
と思っているんです。
私が相談に受ける人(企業でも個人でも)の売れてない人は99%この5つの要素ができていません。
商品に売れる角度を持たせないと売りにくいのは当たり前です。
そりゃ「なんか自信ない」ってなっちゃいますよね笑
動画を撮ったり、ライティングしてコンテンツを作るのは
この5つの要素をしっかり考えたあとです。
そして、ここがすごい大事なんですけど
この5つの要素が考える前に必ずしなきゃいけないことがあります。
みんなが面倒くさがって失敗してしまうたった1つの原因
- ターゲット:誰のためのものか
- メソッド:どんな方法なのか
- ベネフィット:どんな結果が得られるのか
- New:どう新しいのか
- Why:なぜあなたが行うのか
この5つの要素を考える前に必ず必要なことがあります。
売れない人の9割はこれをやってない、もしくはテキトーにやっています。
それがリサーチです。
この5つの要素を埋めるために必ずリサーチをしてください。
いつも言っていることですが
あなたの価値は、お客さんと競合との関係で決まります。
あなたの価値を最大化するために、
どうしても3つの分野について順番通りにリサーチをしなければいけません。
- 自分
- お客さん
- 競合
この3つについて、それぞれリサーチが必要です。
このリサーチが、まぁめんどくさい。
だから他の情報に目移りしちゃって、この流れから外れちゃうんですよね笑
商品設計の流れから外れちゃって、
「商品に自信が持てない」「競合に勝てない」ってなっちゃうんです。
売れていない人の相談に乗ってると、このリサーチを怠っている人ばかり。
このめんどくさいに負けずに泥臭くリサーチできるかが
売れる商品を作れるかの分かれ目になります。
いいですか?
やることは非常にシンプルです。
この商品設計の流れに乗ってください。
これから書く内容を真剣にやるだけで
魅力的な商品が作れるので、覚悟を決めてやっていきましょう。
逆に言えば、
知的好奇心だけを満たしたい人はここから先は読まなくていいです。
正直、目新らしいことは書いてません笑
結局、やるかやらないかなんですよね。
あちこち情報が出てますけど、売るための基本ってすごいシンプルで簡単なんです。
複雑な情報の方が価値があるって思い込んじゃうんですけど、あなたには必要ありません。
まずは基本から覚えていって下さい。
企業のマーケターに教えている商品設計の4つの手順
ではここから実際の手順を教えていきます。
ポイントはたった2つ。
基本はいつだってシンプルです。
- お客さんの声
- 自分が競合より優れているところ
この2つの情報を集めるためにリサーチをします。
考えてみて下さい。
お客さんが求めていて、競合よりも優れてたら売りやすいですよね笑
その王道を設計していくということです。
今からその2つの要素を調べるための手順を進めていきますが、一つだけ注意点があります。
このリサーチは本当に地味な作業なので、
可能な限り他の情報はシャットアウトすることをお勧めします。
理由は、目移りしてしまうからです。
脳は達成感の少ない、めんどくさいことを嫌う傾向にあるので、
この作業に取り組んでいるときに他の情報に触れた途端に、目移りしてしまいます。
「あ、これじゃなくていい、あっちの方が楽しそうだからあっち行こう」
身に覚えありますよね笑
多くの人が大量のコンテンツに触れて成果を出せなのは、脳が目移りしちゃうから。
そうやって、いつまで経っても没個性的な、ありきたりの商品になってしまって
お客さんから見向きもされない人が続出しています。
できる限りこのリサーチに1ヶ月はかけて集中してみて下さい。
そこまで本気でやれば、誰でも売れる商品を作れます。
では実際の手順を説明していきます。
手順その1|自己リサーチ
まずは自分の資産について徹底的に棚卸していきます。
あなたもやられているかと思います。
- 何を提供できるのか
- 好きことは何か
- どんな世界を作りたいのか
etc.
色々考えてきたはずですが、ポイントは「やっぱり」です。
何度考えても、何度自分を深掘りしても
「やっぱり」自分はこれを提供したい!
何度やってもここに戻ってくる!
私はこれを提供したくてたまらないんだ!
ってものが出てくるのでそこを掘り当てるまで
この作業を続けてみて下さい。
注意点としては、今提供できるものを主体にすることです。
相談に乗っていると「これをやってみたい!」という感じで、
自分が提供できないようなサービスに挑戦する人がいます。
最初はやる気があるんですけど、いざコンテンツを作ろうというときに
提供したことがないので、マジで低迷します。
そもそも提供できないことは商品として成り立ちません。
気持ちはわかりますが、可能な限り自分が提供できるものをテーマに選んでください。
手順その2|お客さんリサーチ
テーマを選んだら、今度はお客さんを調べていきます。
ここでの調べるポイントは「ニーズ」「ベネフィット」です。
簡単にいうと
- ニーズとは、お客さんの悩みや欲求
- ベネフィットとは、お客さんの理想の未来
このふたつを具体化していきます。
お客さんが何に困っていて、どうなりたいのか?
これが分かると商品設計って外れなくできるんです。
集客するときも、教育するときも、販売するときも
- 「お客さんのこの悩みは、私が解決できますよ」
- 「お客さんの理想の未来は、私が連れていきますよ」
これを言い続けるだけです。
売れない人は単純に「悩み」と「理想の未来」の理解度が浅すぎるからです。
ニーズとベネフィットをお客さん以上に理解すれば、
お客さんが欲しがるような「魅力的な商品」を設計できるのは当然の話です。
「ニーズ」と「ベネフィット」についてはこの記事に書いてますので、よかったらご覧ください↓
手順その3|競合リサーチ
お客さんの声を拾えたら、次は競合リサーチです。
リサーチした「ニーズ」「ベネフィット」に対して競合が何をやっているかをリサーチしていきます。
- どのニーズを満たす商品/アカウントなのか
- 自分が優れているところはないだろうか
競合を分析しながら、自分が優れているところを探して下さい。
ここでのポイントは、
競合よりも機能面で優れていなくてもいい
ということです。
世の中には
プロ向けの商品も、初心者向けの商品も必要なんです。
機能面で勝とうとせず、「どのポジションなら勝てるか?」を考えて下さい。
必ず、リサーチした「ニーズ」や「ベネフィット」を満たせていない市場があるので
自分のポジションを見つけるつもりで探して下さい。
手順その4|リサーチをもとに5つの要素を組み合わせる
ここまで来ればあとは簡単です。
リサーチした内容をもとに、5つの要素を考えていくだけ。
- ターゲット:誰のためのものか
- メソッド:どんな方法なのか
- ベネフィット:どんな結果が得られるのか
- New:どう新しいのか
- Why:なぜあなたが行うのか
リサーチした内容をもとにこの要素を埋め込んでいけば
お客さんに求められていて、競合より優れている商品設計が完成します。
あとはこの商品設計をもとに
動画を撮ったり、コンテンツを作成すればいいだけです。
SNS運用もこのコンテンツに合わせて設計すればいいだけです。
詳しくはまた(集客・教育編)(販売編)で説明していこうと思います。
商品設計のまとめ
ここまで長いこと読んでくれてありがとうございましたm(_ _)m
読むと簡単なんですけど、すごい大変なんですよね笑
軽く手順をまとめていきましょう。
- 自己リサーチ
- お客さんリサーチ
- 競合リサーチ
- 商品設計
この流れでやる目的は
- お客さんが欲しがっているものを見つける
- 競合より自分が優れているところを探す
→お客さんが欲しがっていて、競合より優れている商品が作れる
まとめるとこれだけのことなんですよね笑
基本はいつだってシンプルです。
これを読んでくれた方は、今すぐ自己リサーチから始めていきましょう。
色々目移りしてしまうと、何をやっても身につかない迷子状態になってしまうので
可能な限りこのリサーチに1ヶ月間集中してやってみて下さい。
ありきたりな商品に売れる角度がついて、
かなり自信を持って運営・販売できるようになります。
もし、不明点とかあれば
TwitterのDMとか公式LINEからご質問いただければ回答しますので
お気軽にご相談ください。
皆さんの成功を祈ってます( ・∇・)